
海外FX業者の中でも圧倒的人気を誇るXM。しかし、一方でスプレッドが広いと噂される一面があるのも事実。
今回は海外FX業者で有名な5社をピックアップしXMのスプレッドが本当に広いのか徹底的に比較してみました。
・スプレッドの広さだけで良いFX業者と判断するのは良くありません。
・今回表示するスプレッドは全て同じ日の22時頃に撮影しています。
XMのスプレッドは本当に広いのか?口座別のスプレッドを確かめよう

XMには3つの口座タイプが存在します。
- マイクロ口座(STP)
- スタンダード口座(STP)
- XM Zero口座(ECN)
MT4の気配値を表示しています。一番右列の「!」がスプレッドになります。「1=0.1pips」という表示になります。数字が「3」ならスプレッド0.3pips、「20」ならスプレッド2.0pipsです。
XM マイクロ口座のスプレッド

主要通貨ペアのUSDJPYを見てみると1.6~1.9pipsというところでしょうか。

XM スタンダード口座のスプレッド

スタンダード口座はXM マイクロ口座と全く同じ1.6~1.9pipsのスプレッドになりますね。

XM Zero口座(ECN)のスプレッド
FX業者が介入せず、コンピュータによって売買を行うため中立的な取引が行えるトレード方式になります。スプレッドの他に手数料がかかるのが特徴です。
スプレッド | 手数料 | スプレッド+手数料=実質コスト |
---|---|---|
0~0.3pips | 片道0.5pips | 0.5〜0.8pips |
Zero口座はECN方式になるので他の口座と比べてかなりスプレッドが狭いですね。USDJPYでみると0~0.3pipsの極狭スプレッドになりますね。
このZero口座はECN方式と呼ばれる取引方式を採用しており、上記スプレッドに加え別途手数料が発生します。(10万通貨につき片道5ドル)
なので実質スプレッド(手数料)は1.0~1.3pipsになりますね。
強力な約定力を誇り申込者が殺到している人気のあるプランになります。ボーナスが利用できないので自己資金に余裕がある方にオススメの口座になります。

他の海外FX業者とスプレッドを比較してみよう!
XMはマイクロ口座・スタンダード口座で平均スプレッド1.6~1.9pips(USDJPY)、Zero口座で0~0.3pips(USDJPY)でしたね。
これを踏まえた上で他の有名FX業者のスプレッドと比較してみましょう!
LAND-FX
LAND-FXは「低スプレッド」×「約定スピード」が良いと定評のある海外FX業者です。レバレッジも最大500倍とまずまずといったところですね。
Live口座(STP) スプレッド
LAND-FXスタンダード口座のスプレッドは1.1~1.5pips(USDJPY)といったところでしょうか。
XMと比較しても平均して0.5pips程狭いようですね。さすが低スプレッドを謳っているだけあると思います。
ECN口座 スプレッド

スプレッド | 手数料 | スプレッド+手数料=実質コスト |
---|---|---|
0.5~1.1pips | 片道0.35pips | 0.85〜1.45pips |
一方、LAND-FX ECN口座はどうでしょうか。0.5~1.1pips(USDJPY)とECN口座にしてはやや高めに設定されています。
XMと比較しても平均して0.5~0.8pips(USDJPY)も広いですね。
さらにECN口座なので別途手数料として取引1回につき片道0.35pipsかかります。手数料はXMより安いですがスプレッドが高いので実質コストは上回っていますね。

Axiory

Axioryは取引の透明性がNo.1と評判の海外FX業者です。通常、様々なリスクの観点から提携先銀行を公開しないFX業者が大半ですがAxioryは全て公開しトレーダーの信頼を獲得しているのが特徴です。
スタンダード口座(STP) スプレッド

スタンダード口座のスプレッドは1.2~1.6pipsと安定的な数値を記録しています。
XMと比較しても、0.4~0.7pipsほど狭くなっています。
ECN口座 スプレッド

スプレッド | 手数料 | スプレッド+手数料=実質コスト |
---|---|---|
0.2~0.6pips | 片道0.3pips | 0.5〜0.9pips |
一方、ECN口座のスプレッドはどうでしょうか。0.2~0.6pips程ですね。
XMより広いようですね。ECN口座はXM Zero口座に軍配があります。
ECN口座なのでさらに手数料がかかりますが、片道0.3pipsとかなりコストが抑えられており、XM Zero口座より少し広いくらいであまり違いはありません。
TitanFX

TitanFXはトレード環境については非常にバランスのとれたFX業者ですが、ボーナスがないのが特徴のひとつです。ある程度資金に余裕がある方向けの海外FX業者になります。
スタンダード口座 スプレッド
TitanFXのスタンダード口座のスプレッドは1.0~1.4pips(USDJPY)程、スタンダード口座の中では一番スプレッドが狭いですね。
XMと比較すると0.6~0.9pips程狭くなっています。
ECN口座 スプレッド

スプレッド | 手数料 | スプレッド+手数料=実質コスト |
---|---|---|
0.1~0.5pips | 片道0.35pips | 0.45〜0.85pips |
TitanFXのECN口座はどうでしょうか。0.1~0.5pips(USDJPY)ほどになりますね。XMのECN口座(Zero)は0~0.3pipsなのでXMより広いことが分かります。
ただしXMより手数料が安いので実質コストはTitanFXに軍配が上がりますね。
Traders Trust
Traders Trustは2009年にサービスを開始した新興ブローカーです。特にこれと言った特徴はなく、バランスの良い海外FX業者です。
※Traders TrustはECN口座の利用を停止しているのでスタンダード口座のみスプレッドを表示します。
スタンダード口座 スプレッド
それでは最後にTraders Trustスタンダード口座のスプレッドを見てみましょう。1.9~22pipsとこれまで紹介した海外FX業者の中でもダントツでスプレッドが広いFX業者ですね。
XMと比較しても0.3~0.6pips程広いスプレッドとなっています。
海外FX業者スプレッド比較ランキング
日本人が一番利用している通貨ペアUSDJPYのスプレッドに的を絞ってランキング形式でご紹介します。
スタンダード口座スプレッド順位表
順位 | FX業者名 | 最小スプレッド | 最大スプレッド |
第1位 | ![]() | 1.0pips | 1.4pips |
第2位 | ![]() | 1.1pips | 1.5pips |
第3位 | ![]() | 1.2pips | 1.6pips |
第4位 | ![]() | 1.6pips | 1.9pips |
第5位 | ![]() | 1.9pips | 2.2pips |
スタンダード口座の1位はTITANFXとなりました。XMはあいにく4位となりましたがスプレッドだけで全てを判断してはいけません。TITANFXはボーナスがないので資金に余裕のある方にオススメのFX業者になります。
まだ資金が少ない方は迷わずXMで口座を開設することをオススメします。それだけでボーナス50万円分の差がありますからね。
ECN口座スプレッド順位表
順位 | FX業者名 | 実質コスト |
第1位 | ![]() | 0.45〜0.85pips |
第2位 | ![]() | 0.5〜0.8pips |
第3位 | ![]() | 0.5~0.9pips |
第4位 | ![]() | 0.85〜1.45pips |
— | ![]() | 測定不可 |
ECN口座ではTitanFXが栄えある1位を獲得しました。やはりあれだけ騒がれていただけはありますね。
ただし、どのFX業者にも言えることですがECN口座は基本的にボーナスがありません。資金に余裕がある方にオススメの口座になります。
また、スプレッドや手数料はFX業者を選ぶ上での1つの指標ですが、これだけで判断するのは危険です。そもそもちゃんと出金できる安心の業者なのか、約定力は高いのかなど総合的に判断する必要があります。
僕はこれまでの経験上、総合的な判断でXM Zero口座が一番おすすめだと思います。
関連記事:「【XM評判】これを見れば全てが分かる!XM利用歴5年になる僕のリアルな感想。」
まとめ
スプレッド1つ見るだけでも各FX業者に特徴がありますよね。何度も言いますがスプレッドが全てじゃないので口座開設の判断は慎重に行いましょう。